2019-03-22
学会発表
平成31年度日本植物病理学会大会がつくば国際会議場で開催され、4年生と修士1年の学生が口頭発表を行いました。どちらも無事に終えることができてホッとしています。今回は心配が先立って、写真を撮るのを忘れてしまいました。お陰様で発表後に多くのフィードバックを頂き、研究の方向性が見えてきました。学会に出て、実際に人に会って話すと、想像していなかった色々な情報が得られます。そしてそれらから多くの発想が生まれます。新たな展開が楽しみです。
2019-03-07
卒論発表
2019-01-18
セミナーの開催
岐阜大学の清水先生をお招きして以下のセミナーをしていただきました。
中国において古くから伝承されるネギの混植栽培のメカニズムに迫ろうとする研究で、明快な目的にそって研究を展開するにあたってのリアルな試行錯誤を伺うことができました。成果もとても面白く、また学生の質問にも丁寧に応えて頂き大変有意義な時間でした。
日時: 2019年1月17日(木)16:20-17:20
場所: 農学部1号館第3講義室
講師: 清水将文先生(岐阜大学応用生物科学部准教授)
演題: 根圏細菌の拮抗作用を活用した土壌病害防除法の開発に向けて
~ネギ類の混植・輪作によるフザリウム病抑制の機構解明~
2018-12-23
新学術領域先進ゲノム支援の拡大班会議に参加しました
2018-12-13
大掃除と忘年会
学生が大掃除を頑張ってくれました。特に強力な洗剤と激落ちくんで床が見違える程きれいに。感謝です。しかしクイックルワイパー ハンディ 伸び縮みタイプの秀逸さには感動。どこでも届くし、きれいになるし、角度や長さや先端の形状など完璧でオススメでです。
その後は恒例の忘年会兼クリスマスパーティーでした。プレゼント交換ではクリスマスらしいクッキーとコーヒー紅茶のセットが当たりました。せっかく良いお店を選んでくれているので、一旦帰って着替えるくらいのことはしなきゃなと反省しました。
2018-12-07
研究会での発表
第1回オオムギ資源開発研究セミナーにラボメンバーと参加しました。オオムギに関する幅広い研究内容や様々なアプローチに触れて大変勉強になりました。当研究室ではムギ類のモデルとしてミナトカモジグサを用い、病害や抵抗性誘導の研究を行ってきましたが、今後は岡山大学資源植物科学研究所が誇るオオムギ資源を活用した研究も展開していく予定です。当日の様子は私が参画している作物イノベーション研究チームでも紹介されています。
2018-11-21
セミナー開催
下記の要領で筑波大学の豊福先生をお招きしてセミナーを開催しました。
我々は共同研究者である川口博士と隣のラボの一瀬先生の協力を得ながらバクテリアの研究を進めてきましたが、研究の進展上どうしても専門家のご意見やご指導を得たい状況になりました。幸いなことに日本にその研究者がいましたので、セミナーと助言を頂きました。学生ともディスカッションしてくださり、我々にとって欠かせない情報を得ることができました。既にこれを糧に仮説を証明するための実験を進めています。
他の大学の先生と密に議論するにあたって、学生は自発的によく準備して質問をまとめており、非常に多くの情報を得ることができました。本人も大いに刺激を受け、また自信にもなったようで、その後猛烈に研究を進めています。豊福先生の学生をエンカレッジするサポーティブで温かい接し方のお陰です。
日時:2018年11月20日(火) 16:20-17:20
場所:岡山大学農学部I号館第2講義室(1F)
講師:豊福 雅典 先生
筑波大学 生命環境系 持続環境学専攻
JST ERATO 野村集団微生物制御プロジェクト 研究総括補佐 兼 微生物相互作用グループ リーダー
演題:細菌が放つ細胞外小胞(ベシクル)の形成機構
2018-11-06
英語での発表-アフリカデーにて
ケニアの大学との連携に端を発して企画されたアフリカデーという研究科の国際交流企画に参加しました。修士の日本人学生とエジプトからの博士学生が英語によるフラッシュトークとポスター発表を行いました。日本人は、まず日本語のポスターを英語に直し、それからフラッシュトークのスライドと原稿を作りました。もちろん発表には原稿無しで挑みました。英語を頭に入れて人前で話すという経験は今後に活きることでしょう。
多くの研究者とじっくりと交流して様々な質問を受け、帰ってきてから私と議論したり論文を調べたりしておさらいしました。また、今後の展開についても自ら切り拓こうとする姿勢が現れてきて大変有意義な機会になりました。成長しています!
2018-10-29
岡山大学「次世代研究育成グループ」への採択
岡山大学が採択されている研究大学強化促進事業に基づき、学内資源の重点配分を目指した学内公募が行われ、我々の提案が次世代研究育成グループとして選定されました。現在推進中の植物病害のバイオコントロール細菌の作用機序解明に基づいた新たな防除資材の開発を目指した研究計画です。学内外の様々な先生方とネットワークを形成するための貴重な資金を頂きましたので、期待に応えられるように邁進します。
2018-09-28
学会発表
2018-09-06
ゼミ旅行
2018-07-05
研究資金
本年度は科研費と財団の助成金を頂くことができました。
国立大学運営費交付金は削減され続けており、個々の教員が教育や研究に使える経費はほとんど無い状況です。4年生と大学院生は日々の実験や学会発表を通じて十分な知識や技量を習得し、多くの実績を積む必要があります。そのため研究主宰者は常に外部資金の調達を意識せざるを得ません。本年度も十分な教育活動ができるということでとても安堵しています。
学生の学習機会がこれほどまでに不安定な状況にあることはとても理不尽ですが事実です。多くの学びを得るにはやはりラボ選びは極めて重要になるでしょう。昨今では資金獲得状況が公開されているので、その気になれば学生は研究室のアクティビティやそこで得られる学びについて評価することができます。ただ私の周りの学生はそんなことには無頓着で、教員との相性・担当講義や研究の内容や雰囲気でラボを選んでいるような感じです。
2018-03-23
研究科長賞
卒業式が行われ、大学院生の齊藤くんが環境生命科学研究科長賞を受賞しました!努力して結果を出し続け、国内外の多くの学会に出席し、研究論文も発表しましたので、形になって報われて良かったです。研究活動に邁進することで成長したいと願う学生と過ごした時間は私にとっても大変貴重で充実したものでした。研究に取り組む姿勢は周りの学生にも大きく影響しましたね。齊藤くんのこれまでの努力は自らの実力として備わっていますので、それらを糧として今後も大きく羽ばたいて活躍することでしょう。
2018-03-06
修論、卒論
2017-12-18
第42回岡山植物病理セミナー
世話人としてセミナーを無事に終えることができました。参加者からは「様々なお話を聞くことができて大変良かった」という感想をもらいましたが、私自身も多くのことを学べて良い機会となりました。会場からは質問も次から次へと飛び出し、議論も大いに盛り上がりました。
研究を展開するということは、1. 新たな現象や意義のある課題に気付いたり目を付けたりする洞察力があること、2. 現象や課題に対する仮定や推論を立てられる知識や発想があること、3. 仮説を証明するための適切なアプローチがイメージできること、4. 実際に結果を出す実験技量があること、5.結果を理解する分析力があること、6. これまでにわかっている様々な知見と照らし合わせて結果の意義を解釈できること、7. 結果をまとめて論文として記述して発表できること、など多くの能力が必要ですが、今回のご発表は1や2について大いに知性を感じる内容でした。
日時:2017年12月16日(土)14:00-17:30
場所:岡山大学農学部1号館1階第四講義室
曵地康史先生(高知大学 総合科学系生命環境医学部門)
「青枯病菌のクオラムセンシング機構と病原性」
門田康弘先生(理化学研究所 環境資源科学研究所)
「植物と病原微生物の戦いを分子レベルで紐解く」
尾崎剛一先生(クミアイ化学工業株式会社 生物科学研究所)
「化学農薬と微生物農薬の開発のための応用研究
~園芸用殺菌剤ピリベンカルブと微生物農薬エコホープの開発~」
藤原正幸先生(ヤンマー株式会社中央研究所 バイオイノベーションセンター倉敷ラボ)
「ヤンマー・バイオイノベーションセンター倉敷ラボにおける研究開発
~持続可能な食料生産の実現を目指して~」
2017-12-3
論文
論文がJGPP誌にオンライン掲載されました。大学院修士2年の齊藤くんが4年生の時から取り組んできた成果です。
https://doi.org/10.1007/s10327-017-0756-1
ブドウ栽培が盛んな岡山県ではブドウ根頭がんしゅ病が大きな問題になっています。土壌に生息する本菌には殺菌剤が効かないため、岡山県職員(当時)である川口博士によって、本病を抑制する作用を持つバイオコントロール細菌がブドウ根圏から分離されました。そこで我々は川口博士と共同で、そのうちの一つであるRhizobium vitis VAR03-1株の拮抗作用の背景にあるメカニズムについて解析を進めています。今回、拮抗作用は拮抗菌を培養した培養上清中に存在すること、培地上清の拮抗活性は熱に感受性であること、そしてその活性は分子量10万以上であることがわかりました。これらの結果から、我々は拮抗作用の主要因はおそらく拮抗菌が放出するファージかファージ様粒子であると推測しています。現在、トランスポゾンを用いたランダム変異導入によって原因遺伝子の特定を進めています。
2017-10-20
論文
論文がNew Phytologistに受理されました。香西さんの大きな成果です。
なお本研究は科学技術振興機構の先端的低炭素化技術開発(ALCA)において実施しました。
プレスリリース
イネやバイオマス作物を脅かす紋枯病から身を守るための植物免疫機構を解明 (岡山大学)
本研究の詳細について日本語で解説した記事はJSTのHPにてお読み頂けます。
2017-10-01
学生
エジプトからの博士課程の学生がラボメンバーに加わりました。やる気があって良いです。
2017-09-21
ACPP2017と日本植物病理学会関西部会での研究成果発表
関西部会の前日に開かれた第38回日本植物病理学会関西部会若手の会では、学生が口頭発表を行いました。台風により韓国からのフライトが延期となり、空港泊の後の早朝帰国からそのまま会場入りして発表という超ハードスケジュールになりました。ただし空港での時間を発表練習に当てたとのことで、準備がしっかりとでき、これまでの成果を分かりやすく紹介できたと思います。たとえ何度発表を重ねたとしても油断は大敵。入念な発表練習失くしては人には伝わりません。
2017-09-03
ゼミ旅行
島巡りや釣りを楽しみ大いにリフレッシュ。大量の小魚をさばいて南蛮漬けにしました。
2017-05-25
レスポンシブ化
研究室のWebサイトをレスポンシブ対応に変更しました。
また少し前のサーバー移行でGoogle検索から外れるようになっていた点も修正しました。
2017-04-17
H28年度卒論発表会
大学で学ぶということについては個人の意欲や姿勢が大きく反映しますね。指定された講義を受け、試験を受けて単位を重ねたとしてもその深さは大きく異なってきます。特に卒業論文研究は目標が講義のように区切られていませんので、取り組み方によって大きく差が出ます。この目的は「科学研究を推進する方法論の習得」にあり、理系学部で学士を取得する人材に必要とされることです。研究推進能力を持った人材が社会に出ることによって、新たな科学、製品、事業などが生み出されることが期待されているのですね。
教科書やネットの情報などは簡単に誰でも得ることができますね。しかし実習や実験、研究の進め方などは実地訓練として大学でなければ得ることができません。貴重な学習機会として積極的に受講・習得してもらいたいものです。
もちろん私は研究者にはならないので研究なんて関係無いという人も出てくるでしょう。しかし理系学部を卒業する以上は、少なくとも「科学的な考え方やそのプロセス」を理解している人材になることが求められます。怪しい健康食品や病気の治療法、占いまがいの健康診断、食の安全や安心について正しく理解・判断し、少なくとも自身の周囲くらいは啓蒙できる力を持っていてもらいたいものです。卒論研究では、個々の課題への対処における時間に配慮した上での計画立案・実行・修正、結果を出すということの苦労や工夫、個々の結果をまとめて文章化する能力、そしてそれらをまとめて短時間で人に伝える力など、社会で必要とされる工程のトレーニングに成りうるものですから、それらの習得のためと考えて取り組むと良いでしょうか。
上記の通り、大学というのは専門人材を生み出すために特化したカリキュラムが組まれています。学部と関係無い職種で働くことを想定しはじめた時点で学習の意味がほとんど無くなってしまう訳で、卒業を得るためだけに耐え忍ぶようなことになると、学生も教員もハッピーではありませんね。ですから、大学の学部学科選びとその先の仕事については早い段階で慎重によく考えて選ぶ必要があるのですね。
2017-02-20
総説2報
日本語の総説を2件発表しました。
能年義輝*. 植物科学におけるハイスループットケミカルスクリーニングとその利用. 植物の生長調節 (2016) 51(2) 138-143.
能年義輝*. プラントアクティベーターの探索研究の動向. 植物防疫 (2017) 71(2) 69-73.
2016-08-08
2016 IS-MPMI Congressでの研究成果発表
私にとってははじめて学生を海外に連れて行く機会になりました。学生達もはじめての英語での発表とあって、原稿丸覚えで挑みました。緊張しながらもそれなりにやってくる研究者達になんとか研究内容を伝えていました。ただ議論ができたかどうかは定かではありませんが。
このグローバルな場に参加し、あの時読んだ論文の研究者がそこに実際にいて、生で発表している姿を見、さらにその先を行く研究成果を見聞きすることは、刺激的だったことでしょう。そして自分の研究についても世界には注目してくれる人がいて、似たような着眼点で研究している人達がいることも知ったでしょう。研究の中には自分の研究を進める上での大きなヒントも見つけられたはずです。
しかしこういった場で十分な研究交流を果たすには、自分の研究に対する十分な理解はもちろんのこと、語学スキルや文化の違いの認識なども必要ですね。この不足感を感じることが、今後の飛躍に繋がることを期待したいと思います。学会の合間には文化の理解にも大いに務め、またエクスカーションでは研究に直結するヴィンヤード巡りに参加して現地視察もできました。やはり他のアグロバクテリウム研究者も参加していて楽く有意義な一時を過ごせました。
2016-05-17
第39回岡山病理セミナーの開催
平成28年5⽉21⽇(⼟)に建物が新しくなった岡⼭⼤学資源植物科学研究所にて恒例の岡山植物病理セミナーが開催されます。今回は久しぶりに話題提供することになりました。
1.近藤秀樹 (岡山大学資源植物科学研究所)
「分節型ラブドウイルスの感染戦略」
2.松浦昌平 (広島県立総合技術研究所)
「アセチル化グリセリド(AG:ベミデタッチ乳剤TM)を利用したタバココナジラミが媒介するトマト黄化葉巻病の抑制」
3.能年義輝 (岡山大学大学院環境生命科学研究科)
「モデル植物ミナトカモジグサを用いた紋枯病研究」
2016-04-23
農学部長賞と論文出版への道
当研究室の学生がH27年度農学部長賞を授与されました。4年生になってから猛烈に研究に打ち込んできましたので、自ずと研究会や学会で発表する機会が増え、その実績が認められたようです。
さて、今後はその成果を論文の形にする予定ですが、実はここからが正念場。データを出すことはそれなりにできたとしても、出版可能なレベルのデータ・図としてまとめ上げ、さらに原稿執筆作業を経てはじめて論文出版へとつながるのです。アカデミアであれ企業であれ県職であれ、将来研究者としての活躍を目指すのであれば、学生のうちにぜひそのトレーニングを経験して欲しいものです。まずは十分な時間を残した状態で、自ら一式のデータを集め切るところからはじめましょう。
もちろんこれは出会ったテーマのこれまでの流れや状況にもよりますが、そもそもデータを出すことや論文を読むことに尻を叩かれているようではそこまで辿りつけないことは自明。将来論文を書くことを前提とすると、一つの論文の読み方も変わってくるはずですよね。
2016-04-04
花見
2016-03-15
論文発表と研究紹介記事
ミナトカモジグサに関する初めての論文を発表しました。
農学部HPで研究内容が紹介されています。
モデル植物ミナトカモジグサのホルモン応答性解析用マーカー遺伝子を特定し、単子葉植物の病害防御機構の特徴を確認
2016-02-19
卒論修論発表会
2015-10-02
植物感染生理談話会
愛媛県の道後温泉で開催された植物感染生理談話会にラボで参加しました(8/24-26)。寝食を共にすると情報交換の深さも断然違います。個人的には諸先輩方の研究展開の歴史やこれまでの学問の系譜などを知ることができてとても有意義でした。
さて今回は博士研究員の香西さんに加えて4年生の齊藤くんがポスター発表しました。齊藤くんは短期間でしたがこれまで頑張ってきた成果を披露しました。他の大学にも同じ分野を熱心に研究している人が沢山いることがわかり、大いに刺激になったようです。また同じ分野といえども異なるテーマを研究している方々に自分の研究の意義やその成果を伝えるには、相手の知識やバックグラウンドとその深さを推し量りながら話す必要があることを肌で感じたようです。もちろんそのためには自分自身の日頃の勉強で広い知識を持つこと、学会発表や論文などから世界で行われている研究テーマや解析手法を知ること、が重要であることはいうまでもありません。今後の研鑽に期待したいところです。
能年義輝 植物免疫ケミカルバイオロジー研究と病害防除への多様な応用展開
香西雄介 小型モデル草本植物ミナトカモジグサを用いた紋枯病菌の感染性と抵抗性の解析
齊藤晶 ブドウ根頭がんしゅ病のバイオコントロール細菌の作用機序解明
2015-08-05
講演など
この間、以下の2つの講演を行いました。
ALCAプロジェクトにおいてバイオマス作物の病害被害の軽減を目指した研究を進めている関係で、微生物による発酵生産技術や有機合成をベースとしたバイオリファイナリー技術などに触れる機会が多いのですが、とても面白く大いに刺激を受けます。私は有機化学・農芸化学・生物工学などの教育を受けてきましたので、それらの強みを植物科学に取り入れることで分野にとらわれない独自の発想を目指したいと思います。
7月 日本農芸化学会関西支部例会第490回講演会・ミニシンポジウム
6月 NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議 第32回バイオマス研究会
2015-04-23
Dr. Erich Kombrink
2015-01-29
当ラボの今年度中の講演予定
第3回ブラキポディウムシンポジウム
平成27年3⽉5⽇(木) ((独)理化学研究所横浜キャンパス 交流棟ホール)
14:25-14:45
◯香西雄介・山中由理恵・渡邉恵・木村麻美子・能年義輝
「作物病害防除法開発のモデル系としてのブラキポディウムの利用」
バイオマス作物やムギ類のモデルとして、研究リソースの整備が急速に進んでいるミナトカモジグサを使った研究の
成果が出始めました。幾つかの病原体が感染することが確認でき、植物ホルモンによる抵抗性誘導効果の検証から
とても面白い結果が得られています。草丈が低いため、作物の重要病害の防除法開発に援用できる良い系だと感じています。
この研究を実際に手を動かして切り拓いてきた香西さんが発表します。
第56回日本植物生理学会年会
平成27年3⽉17⽇(火) (東京農業大学世田谷キャンパス Y会場)
-Green Chemical Biology Workshop-
S08-3 9:55-
◯Yoshiteru NOUTOSHI
「Chemical biology of immune priming in Aabidopsis thaliana」
植物ケミカルバイオロジーのシンポジウムを開催します。今回当該分野を牽引する研究者であるドイツMax Planck研究所の
Erich Kombrink博士をご招待することができました。どうぞ奮ってご参加下さい。
平成27年3⽉18⽇(水) ポスター後半 13:00-15:00
2S42
◯香西雄介・山中由理恵・渡邉恵・北松瑞生・能年義輝
「低分子環状ペプチドライブラリーを用いた植物免疫活性化剤の探索」
ALCAの支援による研究成果を発表します。
日本植物病理学会創立100周年記念大会
創立100周年記念シンポジウム(明治大学駿河台キャンパス リバティータワーC会場)
平成27年3⽉28⽇(土)
16:15-17:00 食の安全と植物病害 (コーディネーター:中島隆先生)
◯能年義輝
「持続的な植物病害防除策の戦略的開発へ」
植物病理学会100周年記念シンポジウムで講演します。大変光栄な大役を任命して頂きましたので、学会の
これまでの活動を俯瞰し今後の100年を大胆に予測するという目標になんとか応えたいと思っています。
密かにTED風をイメージしていますがどうなることやら。
平成27年度大会
福井絢子・香西雄介・稲垣善茂・山本幹博・一瀬勇規・豊田和弘・白須賢・◯能年義輝
「植物免疫プライミング剤インプリマチンDの作用解析」
4年生の福井さんの研究成果の発表です。
◯香西雄介・山中由理恵・渡邉恵・木村麻美子・北松瑞生・能年義輝
「低分子環状ペプチドライブラリーを探索源とした植物免疫活性化剤の同定」
ALCAの支援による研究成果を発表します。
2014-12-13
第36回岡山病理セミナーの開催
平成26年12⽉13⽇(⼟)に岡⼭⼤学農学部にて恒例の岡山植物病理セミナーが開催されました。
農業現場と基礎研究をつなぐ貴重な機会であり、今回も大変有意義でした。
⾕名 光治(岡⼭県農林⽔産総合センター農業研究所)
診断の困難な病害に出会ったとき・・・「岡⼭県の事例」
千葉 壮太郎(岡⼭⼤学資源植物科学研究所)
植物病原⽷状菌に備わる抗ウイルス防御機構
世良 貴史(岡⼭⼤学⼤学院⾃然科学研究科)
先導・⾰新的⼈⼯核酸結合タンパク質を⽤いたウイルス不活性化技術の確⽴と社会実装
2014-12-05
第12回農薬バイオサイエンス研究会での講演
平成26年12⽉5⽇(金)に日本農薬学会の学術小集会である農薬バイオサイエンス研究会の第12回研究会の講演を神戸⼤学にて行いました。農薬や生理活性物質に関する研究者との有意義な交流の機会を得ました。
2014-11-18
植物医科学特論特別セミナーの開催
愛媛大学農学部の八丈野孝先生をお招きして「植物病原糸状菌の感染戦略とエフェクタータンパク質」と題した講演をして頂きました。オオムギうどんこ病の病原性機構を分子レベルで明らかにしようとする足取りが紹介されました。未知のことを明らかにするための研究の進め方を具体的に学ぶことができ、学生からも思いの外たくさんの質問が飛び出す素晴らしい会になりました。
2014-10-24
第10回関西創農薬研究会での講演
石原産業株式会社にて講演を行いました。
農薬メーカーの方々との交流、商品開発の歴史、開発現場の見学などから、研究の方向性や展望、社会実装への道のりについて具体的にイメージするための情報を得ることができました。現場に貢献できる研究や技術の開発をアカデミアの立場で進めて行く必要性やニーズを感じ、またそのような活動を通じて将来現場で活躍できる人材を輩出していかねばと強く思いました。
2014-09-28
研究助成の採択
公益財団法人日本応用酵素協会の平成26年度(2014年度)酵素研究助成に採択して頂きました。
民間の助成は大変ありがたいものです。新たな薬剤の単離同定を目指します。
2014-08-20
ラジオ番組への出演
臨場感あふれる現場に緊張しましたが、奥富アナウンサーのサポートもあり、地域の皆様に少しでも研究の意義をご紹介できればという思いでお話しました。
似顔絵を描いて頂きました。
2014-07-20
名古屋大学での講演
名古屋大学グリーン自然科学国際教育研究プログラム(IGER)で学生主催の異分野融合研究コンテストに参加しました。異分野融合研究の威力や意義、その進め方について自分の経験に基づいた紹介を行いました。全て学生主体で企画、立案、実施されたプログラムで、皆さんやる気に満ちあふれていました。なんとかこちらもそれに応えたいという気持ちになり、講演、研究計画案へのコメント、発表会での審査、に精一杯取り組みました。どうせやるならと、将来の研究費獲得や企業での企画に耐えるような計画を目指したコメントをしたので結果的には一番辛辣だったようです。日本の大学では研究立案を体験する取り組みはほとんどありませんので、とても貴重な機会になったことと思います。また学生の自由な発想を促す機会を提供するリーディング大学院の試みやそれを為す人材の豊富さにも感心しました。そして濵口総長ご講演が教育的でとても示唆に富み、また愛情を感じるもので大変心を打たれました。
2014-05-08
研究助成の受賞
大変光栄なことで、審査員の先生方をはじめ関係者の皆様方に心より感謝申し上げます。RSK守口アナウンサーの司会で式典も格式がありました。地元地域の科学技術発展を祈念した研究助成活動も今年で50年になるそうです。助成金は岡山発の研究成果発信を目指し、有り難く使わせて頂きます。
2014-03-18
研究室の移転
2014-01-23
CAMPUS Asiaプログラムでの講演
最初とマイクの使い方が悪かったですが、沢山質問頂いて楽しかったです。
こんな昨今ですから隣国との交流は大切ですし、科学の面でも極めて有意義です。
2014-01-21
DVD撮影
最後は何言っているかわからなくなる始末でしたが。
ラボメンバーもプロの半強制指示によりあれよあれよと巻き込まれました。
2013-11-07
新メンバー
11/1から非常勤研究補助員として木村さんが加わりました。
2013-07-24
第34回日本植物病理学会 関西部会若手の会
9/26-27に岡山大学で開催される日本植物病理学会関西部会に先立ち、若手の会が下記の通り開催されます。演者の皆様のご協力のお陰で大変素晴らしいプログラムに仕上がっていると思います。部会に参加される方はぜひ前日からお越し頂き、若手の会にもご出席下さい。
【開催日】平成25年9月25日(水)
【開催場所】岡山大学 自然科学研究棟 2階 大会議室
【プログラム】
13: 30 - 受付開始
14:00 - 14:30入枝 泰樹 先生(京都大学大学院 農学研究科)
「ウリ類炭疽病菌エフェクターの動態および植物免疫抑制能」
14:30 - 15:00 岡 久美子 先生(鳥取大学農部附属菌類きのこ遺伝資源研究センター)
「タバコMAPK経路の負の制御因子NtMKP1の発現抑制による病虫害抵抗性強化植物の作出」
15:00 - 15:30 世良 貴史 先生(岡山大学大学院 自然科学研究科)
「植物を工学しよう!-ウイルス耐病性植物の創出」
15:30 - 15:45 休憩
15:45 - 16:15 柴田 裕介 先生(名古屋大学大学院 生命農学研究科 )
「ナス科モデル植物であるベンサミアタバコを用いたジャガイ疫病菌抵抗性因子の探索及び機能解析」
16:15 - 16:45 江草 真由美 先生(鳥取大学 農学部)
「Alternaria alternata の感染に対する宿主植物の誘導抵抗性」
16:45 - 17:15 村上 二朗 先生(吉備国際大学 地域創成農学部)
「墨西哥で赤かび病菌と戯れる」
17:45-19:45 5 懇親会 (岡山大学生協 ピーチユニオン 3階カフェテリア)
2013-05-31
居室の移動
居室を移動しましたので電話番号が変わりました。
2013-05-2514
新メンバー
5/1から非常勤職員として渡邉(杉本)恵さんがラボに加わりました。渡邉さんは岡山大学農学部白石友紀教授のもとで学位取得後、博士研究員などを経て参画してくれます。
2013-04-25
RIKEN RESEARCH
RIKEN RESEARCHの日本語版にもHighlight of the Monthとして研究内容が紹介されました。
植物科学 植物の自己防御能力を引き出す 19 April 2013
化合物ライブラリーのスクリーニングにより、食用作物を感染から守る化合物の候補を多数発見
2013-04-01
新メンバー
博士研究員として香西雄介さん、技術員として山中由利恵さんがラボに加わりました。香西さんは農業生物資源研究所南栄一教授・西澤洋子先生のもとでの学位取得、ポスドクを経て、山中さんは静岡大学農学部の平田久笑先生のもとでの修士取得を経て参画してくれます。
2013-04-01
異動しました
4年間のテニュアトラックプログラムを経て、この度岡山大学環境生命科学研究科(農学部)に異動することになりました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
2013-01-21
岡山大学海外向けWebマガジンe-Bulletinに掲載
岡大のe-BulletinにてResearch Highlightsとして研究成果を紹介して頂きました。
Identification of new plant activator compounds for sustainable agriculture
2012-11-15
Highlight of the Month
RIKEN RESEARCHにて研究成果を紹介して頂きました。
Training plants in self-defense Screening of a chemical library reveals a bounty of molecules that could help protect food crops against infection
2012-11-15
注目の論文
我々がScientific Reportsに発表した論文が注目の論文として紹介されました。
新たな植物免疫プライミング物質「インプリマチンC1」はサリチル酸の部分作動薬として機能する
2012-11-09
ラボHP英語版
英語版を設置しました。
2012-11-05
論文発表
PLoS ONEに投稿していた論文がpublishされました。
2012-10-25
研究費の採択
科学技術振興機構(JST) ALCA(先端的点炭素化技術開発)に当研究室の提案課題「種々の作物に持続的な耐病性を付与する技術の創成」が採択されました。
JST プレスリリース
戦略的創造研究推進事業 先端的低炭素化技術開発(ALCA)における平成24年度新規研究開発課題およびステージアップ課題の決定について
財政厳しい折、国民の皆様の税金により大型研究を推進させて頂くことになり、身が引き締まる思いです。
成果を残せるように一層の努力を重ねたいと思います。
2012-10-24
HP開設
ラボHPを開設しました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。